「やさしい日本語」のすすめ Vol 8
皆さん、こんにちは。
やさしい日本語専門講師の竹丸勇二(たけまる ゆうじ)です。
2020年は「コロナであらゆるものが止まってしまった。」
そう感じられた年でした。
コロナ禍で経営が立ち行かなくなり、苦渋の決断を迫られる企業があったり、
仕事はあっても、ボーナスや給与が減り、
これからどうなるか分からないという不安で押しつぶされそうになる。
このようなことを、多くの方が経験した年だったのではないでしょうか。
しかし一方で、
自分や大切な人々が「健康であることの有難さ」を感じることができた年とも言えます。
罹患され苦しんでおられる方々、必死で治療にあたる医療現場の方々のことを思うと、
健康な体に感謝し、課題があっても「諦めないで、何か考えなければ!」と、
強い想いを持った1年でもありました。
どんな状況であろうと、私たちは「生きていく」ということと向き合い、
諦めてはいけないと、そう思います。
それは、生きていく道を考えることでもあると思います。
個人として、どのように生きていくか・・・
日本語教師として、どのように生きていくか・・・精一杯考えたいと思います。
日本語教師として考えると、
外国人の方々の入国制限があり、この仕事への不安を感じた方は
多かったのではないでしょうか。私もその一人です。
しかし、私は、このまま日本語教育の需要がゼロになることは無いと感じています。
反対に、「日本語教育は、これから更に必要になる」と感じています。
その理由は、
私は、企業からの依頼を受け、日本語教育を行う会社で働いていますが、
そこでは、このコロナ禍でも日本語研修のお問い合わせが増えているからです。
そして、そうした企業様のご要望に共通していることがあります。
それは、ニーズがより細分化され、日本語教育以外の専門性を必要とするということです。
例えば、ITの専門知識、雇用・労働法・日本の商習慣に関して教えてもらいたいなどです。
日本語教師に求められるものが、変わって来ていることを実感しています。
この変化に私自身、自ら学び、対応して行かなければならないことを痛感しています。
日本語教師の方々の中には、様々なキャリアや背景をお持ちの方が多いので、
ご自身のキャリアを棚卸すると、「専門知識×日本語教育」という研修に
挑戦できる方もいらっしゃるのないでしょうか。
これからの日本語教師は、これまでの自分のキャリアを専門性にして
あらゆる分野で活躍できる可能性があります。
しかし、これも、最近強く感じたことのひとつなのですが、
これらの知識や経験があり、日本語を教えた経験があるということだけでは
「プロの日本語教師」とは言えないということです。
何故かというと、
お客様は、より具体的で定量的な成果を求められるためです。
その成果は、日本語学習者様には勿論のこと、研修をご依頼くださる企業の担当者様にも、
しっかりと認めていただけるものでなくてはなりません。
「専門性を発揮できる日本語教師」として、
「プロの日本語教師として」必要なことを学ぶ必要があると感じています。
私自身も精進したいと思っていますので、学ぶ場所がほしいと思いました。
そして、様々なキャリアをお持ちの先生方が集い、学び合える場所がほしい。
こうした想いから、「日本語教師アイデア塾」を創りました。
日本の企業は、外国人人材の力を必要としています。
今はコロナ禍で一時的に風向きが変わっていますが、
日本の未来を考えれば、それは、これからも変わりません。
私たち日本語教師の仕事は、こうした分野でも大きな貢献ができます。
日本語教師同士が集い、そして共に前に踏み出していきましょう!
「日本語教師アイデア塾♯0」 の開催は
2021年 1月16日(土)13:00~14:30です。
参加費は無料です。
オンライン開催ですので、全国・全世界からご参加可能です!
たくさんの日本語教師の方々にお集まりいただきたいと思います。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/takemarujyuku
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
株式会社aileron(エルロン)
やさしい日本語専門講師
竹丸 勇二(たけまる ゆうじ)
関連記事:
・「やさしい日本語」のすすめ Vol1
・「やさしい日本語」のすすめ Vol 2
・「やさしい日本語」のすすめ Vol 3
・「やさしい日本語」のすすめ Vol 4
・「やさしい日本語」のすすめ Vol 5
・「やさしい日本語」のすすめ Vol 6
・「やさしい日本語」のすすめ Vol 7
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。