Application for change of residence to get into company, for international students.

「やさしい日本語」のすすめ Vol 3

◆◆やさしいの日本語の「可能性」◆◆

皆さん、こんにちは やさしい日本語の専門講師の竹丸勇二(たけまる ゆうじ)です。

エルロンに就職してあっという間に、半年が過ぎようとしています。

この6か月間、都内および地方自治体様、東京消防庁様などをはじめ、たくさんのワークショップを担当して参りました。また、関西、関東近郊の企業様を対象に「やさしい日本語」の集合セミナーなどを行いました。

更に、福岡、三重、北海道で同じように「やさしい日本語」を普及したいと活動されている日本語教師の方々とも交流させていただき、心強く思いました。
加えて、「やさしい日本語ツーリズム研究会」の吉開 章代表には、毎度、心温まる叱咤激励をいただき、誠にありがたく、6か月、計画通りにやって来れました。

「未来の教育コンテンツEXPO 2019」でも、外国人留学生を4名お呼びし、一般参加者の方に「やさしい日本語」ワークショップを体験していただきました。

やさしい日本語の「伝道師」を作りたいという願いが叶い、弊社で開講した「ワークショップ養成講座」には、日本語教師、介護研修の講師、やさしい日本語の研究されている大学生など、17名の方々がご参加いただき、その後も希望された方に弊社でご要望を受けたワークショップの見学をしていただいております。引き続き登壇までしっかりサポートさせていただきます。

 

これまで行った「やさしい日本語」ワークショップを振り返って考えることですが・・・

私には毎度、同じ場面で同じように深く感じ入ることが二つあります。
一つは、日本人参加者の皆様に、「(やさしい日本語の必要性が)良く分かった」「すぐに使ってみようと思う」と、言っていただけることです。本当に嬉しいことです。
そして、もう一つ嬉しく思うことが、ご参加いただいた外国人の方々に、

「先生、今日は日本人とたくさん話ができました。ありがとうございました。」と、
言っていただけることです。皆さん本当に嬉しそうに、そうおっしゃいます。

私たちのワークショップでは、JLPT(日本語能力試験)のN4からN3レベル相当の外国人の方にご協力いただき、やさしい日本語の「先生」になっていただきます。
私たちがご提示した課題は初め、外国人にはなかなか上手く伝わりません。
しかし、ポイントの確認を繰り返しながら取り組むにつれ、日本人参加者の話す日本語は、みるみる変わっていきます。

時間にして僅か90分から120分のことです。情報量の多い難しい日本語でも、必要なことを正確に、簡潔に伝えられる「やさしい日本語」に変わっていきます。
それは、日本人にとって、正に「目から鱗(うろこ)」の体験で、一同が達成感に包まれます。
他方の外国人の方々は、自分たちに伝えるために日本人が何度も話し合う真摯な姿を見て、感銘を受けるようです。その光景を見ることができるのが、この仕事の醍醐味でもあります。

ワークショップの会場で日本語の伝え方を変え、ジェスチャーを交えながら表情豊かに話す日本人参加者の様子を見るにつけ、私は(言葉は生きている)と感じます。伝わらなかった日本語が、言葉本来の「伝える力」を蘇らせるのです。伝える人の意識によってです。

「やさしい日本語」は、使い始めた瞬間から、その場にこれまでと全く異なった温かく力のこもったコミュニケーションを起こします。私はそこに、やさしい日本語の「大きな可能性」を感じるのです。「今日は、たくさん分かりました。日本語を勉強して本当に良かったです。」
外国人参加者がそう思う瞬間でもあります。

日本に住む外国人の方々は、住む場所や仕事先で日本人と良好な人間関係を築くことを望んで懸命に日本語を学んでいます。日本語で日本人と話す機会を望んでいます。
ゆっくりと、簡単な単語を使って、自分のことや自分の日常生活について話せるレベルであれば、「やさしい日本語」で十分コミュニケーションができます。

日本語は、私たち日本人のためだけのものではありません。
言葉は、いま、それを必要とする人々ためにある、私はそう思います。
完璧な日本語でなければ受け入れないというのであれば、日本語は「氷のような冷たい言葉」になってしまうでしょう。

外国人のいるあらゆる場所で「やさしい日本語」は力を発揮します。
使った場所で必ず良い変化をもたらすのが「やさしい日本語」です。

外国人採用を進めている企業や介護施設、大学、地方自治体、教育委員会様などで、益々、「やさしい日本語」への注目度は高まってきました。来年は、オリンピック、パラリンピックの年でたくさんの外国のお客様を迎えます。私たちは、これからも「やさしい日本語」の普及が更に進むよう、やさしい日本語の「伝道師」を増やす取り組みに力を入れて参ります。

日本語教師の皆様、介護研修講師の皆様、
観光業、公共交通機関の皆様、
技能実習等、外国人人材受入企業の人事担当者様、
自治体、行政団体、地域団体、商工会議所様、
そして「やさしい日本語」に興味をお持ちの皆様、
お問い合わせ、ご要望にお応えいたしております。是非、お気軽にお問い合わせください。


■■ 弊社では「やさしい日本語」ワークショップをご提案いたしております。

「やさしい日本語」は、外国人がわかりやすい日本語を意味しています。
少しの練習でコツをつかめば、日本語で専門知識だって、伝えることができます。

やさしい日本語ワークショップ

■■「やさしい日本語ワークショップ」を講師としてやってみたい!、広めたい!、外国語はできないけど外国人のために何かしたい!!という方々に、講師養成講座もご用意しております。

「やさしい日本語WS」講師・養成講座のご案内

 


株式会社aileron(エルロン)
やさしい日本語専門講師
  勇二(たけまる ゆうじ)

ご質問・お問合せ

 

 

関連記事:
「やさしい日本語」とは?
日本社会と外国人をつなぐ 
日本語を教えるのに『日本語』だけ?!「日本語教師」という仕事
「やさしい日本語」のすすめ Vol1
「やさしい日本語」のすすめ Vol 2

 

 

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。