【介護の日本語】コロナ禍、日本語教師にとって大きな変化とは?

みなさんこんにちは。

介護士兼プロボクサー兼日本語教師の内藤です。

今回は介護のお話ではないのですが、コロナ禍の日本語教師についてお話させて頂きます。
コロナ禍の日本語教師にとっての大きな変化といえば、対面での授業をすることが難しくなったことです。最近は全てオンラインで授業をしております。オンラインの授業で効果があるのかと疑問に思われる方もいらっしゃると思いますので、最近修了した研修を例にご紹介いたします。

先日、7月から受講していただいておりました、日本語のオンラインレッスンが無事に修了いたしました。
受講生は日本の企業で働くインドネシアの方々です。
当初は、対面で授業を行う予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で入国することができず、インドネシアと日本を繋いで、ほぼ毎日オンラインレッスンをしておりました。

受講生はレッスンを開始した当初、思うように日本語を話すことができず、英語の助けをかりることもありました。自分の言いたいことがなかなか伝えられない印象を受けました。
敬語も勉強したことがなく、尊敬語や謙譲語という言葉も聞いたことがありませんでした。

それが最終日、三ヶ月の研修の成果の発表でプレゼンテーションを行いました。
プレゼンテーションには会社の役員様や人事のご担当者様も参加されました。

発表内容は
「敬語で自己紹介」「日本語を学んでみて」「今自分が受けているOJTについて」「自身のキャリアプラン」です。

受講生は、緊張されていまししたが、堂々とプレゼンテーションを行うことができました。
敬語を使って丁寧な言葉で説明し、聞き手に配慮した挨拶もできていました。
プレゼンテーションの途中で、PPTが真っ暗になってしまうトラブルもありましたが、トラブル中も日本語を使い、臨機応変に対応されていました。
改めて日本語だけで乗り切きる能力とマインドが磨かれてきたことが確認でき、何よりも嬉しく感じました

プレゼンテーションが終了し、役員様からのフィードバックで「3ヶ月前と比べて日本語能力が非常に高くなっていて驚きました。」との高い評価を頂きました。受講生のいままでの努力の結果だと思います。受講生は発表後、達成感からか、とてもいい表情をされており、ご自分の日本語力に少し自信を持たれたご様子でした。

私共の日本語教育は日本語が全然話せない方でも、日常会話を身に着け、職場でもコミュニケーションが取れるように日本語の運用力を高めることができます。今回のように全てオンラインの授業でも十分に効果が期待できます。

【職場の基礎日本語研修】
https://www.aileron-jl.website/service/japaneseforworkers/

コロナ禍で対面での授業をすることが難しくなりましたが、オンラインでも対面授業と同等のクオリティを持った授業を提供さていただいております。

 

内藤開発・監修
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株式会社aileron(エルロン)
内藤 友彰(介護士兼現役日本語教師)
大学院修了後、大手介護施設で勤務し、日本語教師に転職。
介護施設での勤務経験を活かし、EPA ベトナムの 現地講師を経験。
帰国後、日本語学校の専任講師として入国後の EPA 候補生を指導しながら、施設配属後から 国家試験までの 3 年間のカリキュラムのデザインや介護の日本語の教材を作成。
現在は株式会社エルロンで、介護技能 実習生を対象とした授業を担当。
研修センターの日本語教師向け「介護の日本語」研修も行っている。

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