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静かで安住の地を求めて日本にやってきました

外国人が日本に来るときには、いろんな事情で、いろいろなことを考えて、いろんな目的で日本にくることでしょう。

今回は、余生を静かに過ごしたいという中国人老夫婦のケースをご紹介いたします。

日本という国の成り立ち

日本は儒教の教えの国です。争いごとを好まない平和な国なのです。これは中国から韓国を経て伝わってきたのです。

例えば、ずっと昔の話ですが、神道しかなかった日本に、仏教が伝来したのです。そうすると、最初は両者間で葛藤があったのですが、そのうちに両者は共存共栄を考えて、「神仏混交」するようになったのです。まったく思想の異なる神様と仏様が仲直りしたのです。

また、日本は農耕民族なので、欧米のような狩猟民族とは違い、考え方が異なります。

例えば、田んぼのあぜ道に弁当箱の入った包みが置いてあったとします。日本では、近くで働いているお百姓さんのものだから、それを取ってはいけないという暗黙のルールがあります。

狩猟民族のように、これは神のおぼしめしなので取って食べても良いとは考えないのです。

 

 

さて、老夫婦の生活が日本で始まりました

おばあさんは中国で飲食店を営んでいたので、蓄えが少しあるそうです。おじいさんは翻訳家で在宅でインターネットを使用して、中国語を英語などに翻訳しています。

生活には困っていないようです。

ただ、二人は日本語の知識はなく、話すにしてもほんの片言程度です。1ケ月ほどして、二人は何か物足りなさと言うか、その地域の中で孤立しているのではないかと思うようになりました。

それで、さっそく最寄りの「外国人支援室」に相談に来られました。

 

「朝などに近くの人に “おはよう” と言っても、誰も応答してくれません。無関心なのです。返事がないのです。これはなぜですか?」

stage 1 挨拶

それは二人がいることをしらないためです。近所にご挨拶されましたか?

日本では近所とは前三軒両隣のことです。今からでも遅くないので、簡単な手土産をもって挨拶に行ってください。また、町内会長宅にもいって顔を出しておくと、後々都合のよいことがありますよ。みんなに二人がいることを知らせることが重要です。

日本人は知らない人には声も掛けませんし、挨拶もしません。どちらかといえば、避けるようにします。

とにかく、慌てない、あきらめない、焦らないことだと思います。気長に生活してください。

stage 2 地域との接点を持つこと

月に1回公民館で会食会をしているので、その中国料理の腕を生かして料理を作られたらいかがでしょうか。

おばあさんは、中国から素材や材料、調味料などを取り寄せ、10品作って中国料理をプレゼントしました。

しかし、参加者は10人ほどで、料理も半分以上余ってしまったのです。

時間と労力とお金もかなりかかっています。

会場設営の準備にも人手と時間がかかっています。なのに、なぜこのような結果になったのでしょうか。

 

 

stage 3 ここで考える

日本では「小さく生んで、大きく育てよ」とのことわざがあります。

慌てない、あきらめない、焦らないで再チャレンジしましょう。今度はよく考えてさらに考えて、改善改良しよう。

ここは大きな中国ではないのです。

島国の小さな田舎町なのです。身の丈に合った発想が大事です。

◇数品に絞る(日本人がよく知っている餃子、焼売、焼き飯、豚まん、スープなどから選ぶ)

◇素材は外地から取り寄せずに、近隣で賄う(地場、地消)

◇できるだけ安価に(赤字にならないように必要なら経費を徴収する)

◇できるだけ簡素に

日本バージョン型1コイン料理

「豚まん」だけの一本に絞って、素材は近くのスーパーで購入し、味付けは日本流にした。赤字にならないように、ワンコイン(500円)の会費にした。

今度はどうでしょうか?

おいしいのなんのって、こんなうまいの食べたことがありませんでした。それで、100人も集まったのです。

これを契機に、次は焼き飯、その次は焼売などと続き大評判になりました。

おわりに

このようにして、彼女はこの市だけでなく、近隣の都市からも声がかかり、「中国料理ワンコイン教室」を開いているそうです。ご主人も車の運転で協力しているそうです。

よかった、よかった、めでたしめでたしですね。

 

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