かんたんな入管法（にゅうかんほう）

こんにちは、

皆みなさんは「入管にゅうかん法ほう」をどのていど知しっていますか？

まず法律ほうりつと聞きくと何なんとなくむずかしいイメージです。

簡単かんたんに言いうと法律ほうりつは国くにのルールです。

日本にほんでは日本にほんの法律ほうりつが私わたしたちのルールです。

いま日本にほんに住すんでいる外国人がいこくじんは約やく2,730,000人にんいます。

この外国人がいこくじんたちも日本にほんの法律ほうりつ（ルール）を守まもって生活せいかつしています。

日本人にほんじんと外国人がいこくじんのちがいは、

外国人がいこくじんが　日本にほんに住すんで仕事しごとや勉強べんきょうをするためには、入管にゅうかん法ほうという法律ほうりつに注意ちゅういしなくてはいけないところです。

入管にゅうかん法ほうの中なかでは「在留ざいりゅう資格しかく（ビザ）」が特とくに大切たいせつで、必要ひつようなものです。

なぜ、外国がいこく人ひとは在留ざいりゅう資格しかくが必要ひつようなのでしょうか？

以下いかの入管にゅうかん法ほうの目的もくてきで少すこしわかります。

出入国管理しゅつにゅうこくかんり及および難民認定法なんみんにんていほう　第一章だいいっしょう　総則そうそく　第一条だいいちじょう

（目的もくてき）　

出入国管理しゅつにゅうこくかんり及および難民認定法なんみんにんていほうは、本邦ほんぽうに入国にゅうこくし、又は本邦ほんぽうから出国しゅっこくする全すべての人ひとの出入国しゅつにゅうこく及および本邦ほんぽうに在留ざいりょうする全すべての外国人がいこくじんの在留ざいりょうの公正こうせいな管理かんりを図はかるとともに、難民なんみんの認定手続にんていてつづきを整備せいびすることを目的もくてきとする。（出入国管理しゅつにゅうこくかんり及および難民認定法なんみんにんていほう　第一条だいいちじょう）

上記じょうきの内容ないようから入管にゅうかん法ほうが　3つのルールを決きめている法律ほうりつだということがわかります。

① 日本にほんに入国にゅうこく、出国しゅっこくするすべての人じん（日本人にっぽんじん＆外国人がいこくじん）の公正こうせいな管理かんり

②外国人がいこくじんが日本にほんに住すんでいることについての公正こうせいな管理かんり

③難民なんみん認定にんていの手続てつづき整備せいび

この ②番ばんがあるから、日本にほんに住すんでいる外国人がいこくじんは在留ざいりゅう資格しかくを持もち、「在留ざいりゅうカード」にその在留ざいりゅう資格しかく等などの情報じょうほうが書かかれているのです。

もし、外国人がいこくじんが在留ざいりゅう資格しかくを得えずに日本にほんに入国にゅうこくしたり、住すんでいる事ことがわかったときには日本にほんから必かならず退去たいきょさせられます。

ひどいときには犯罪はんざい者しゃとして、警察けいさつに捕つかまることにもなってしまいます。

そして一度いちど退去たいきょさせられてしまうと、なかなか日本にほんに戻もどってくることができません。

また、「在留ざいりゅう資格しかく」の多おおくは、1度ど取とれればその資格しかくがずっと使つかうことができるものではありません。

「在留ざいりゅう期限きげん」という期間きかんが決きめられています。

この「在留ざいりゅう期限きげん」は更新こうしんができます。だから、期限きげんが切きれる前まえに更新こうしんをすればよいのでが、この期限きげんを過すぎてしまうと、「在留ざいりゅう資格しかく」は無なくなってしまいます。

そうすると、日本にほんから必かならず退去たいきょさせられる対象たいしょうになってしまいます。

これは、その外国人がいこくじんが日本にほんのほかの法律ほうりつをぜんぶ守まもっていたとしても、退去たいきょの対象たいしょうとなる人ひとになってしまいます。

日本にほんに長ながく住すみ、仕事しごとや家族かぞくなど生活せいかつの基盤きばんが日本にほんにあるときは、その外国人がいこくじんの人生じんせいプランが大おおきく変かわってしまうことになってしまいます。

それなので、日本にほんに住すんでいる外国人がいこくじんは「在留ざいりゅう資格しかく」がなくならないように、

とても、とても、とても、注意ちゅういしなければいけません！！！

もし、外国がいこく人にんの方かたで「在留ざいりゅう資格しかく」について更新こうしんができないかもしれないと、少すこしでも不安ふあんがある方かたは必かならず専門せんもん知識ちしきのある人ひとに相談そうだんしてください。

おわりに、最近ではニュースでも入管にゅうかん法ほうに違反いはんした事件じけんも多おおく取とり上あげられるようになってきました。

入管にゅうかん法ほうは外国人がいこくじんだけが対象たいしょうの法律ほうりつではありません。

日本人にほんじんもしらないうちに入管にゅうかん法ほうに違反いはんしてしまうこともあります。そうすると日本人にほんじんも警察けいさつに捕つかまる事こともあります。

外国人がいこくじんも日本人にほんじんも、正ただしい入管にゅうかん法ほうがわかっていれば、問題もんだいを防ふせぐことができます。またもしも問題もんだいが起おきた時ときでも対応たいおうすることができます。

これからも皆みなさんにわかりやすく入管にゅうかん法ほうを伝つたえていければと思おもいます。

お読よみいただきありがとうございました。

国際業務専門
行政書士
上村　剛
中国生まれ日本育ちの国際業務専門の行政書士（Immigration Lawyer）です。
22歳で日本に帰化するまで外国人として日本で暮らしていました。
日本で暮らす外国人が感じる不便さを肌で感じていたので、外国人でも不便なく日本で暮らせるようにしたいと思っています。
私の事務所では「外国人の夢の実現を支え、日本社会の活性化に貢献し、新しい日本の一助となる」という理念をもって、外国人に対する法的支援をしています。
ビザ（在留資格）や生活の中の法律に関することなど、気軽に相談して頂ければと思います。
コラムでも外国人に関する法律をなるべく分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
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